第21回 オンラインレクチャー 「150年を経過した日本の音楽評論とは」

日時:6月22日(土)21:00~23:00

講師:白石美雪先生

講座:150年を経過した日本の音楽評論とは

講座概要

音楽を評論するとはどのようなことなのでしょうか?演奏を評論するにせよ、作品を評論するにせよ、音楽の受け止め方は個々人によって様々であるため、評論も一様ではありません。そして、そもそも抽象的な音楽を具体的な言葉で語ること自体、とても不思議なことでもあります。今回は、『音楽評論の百五十年 福地桜痴から吉田秀和まで』(音楽之友社)を執筆なさった白石美雪先生をお迎えし、本の内容をご紹介頂きながら、音楽を評論するということについて、徹底的に考えていきたいと思います。紙媒体での評論の場が減少し、現在は多くの人がSNS等で様々な意見を言える時代です。したがって質さえ問わなければ、誰もが「評論家」となり得るとも言えるでしょう。そうであるならば、評論は今後どのような意義や役割を担う可能性があるのか、今一度、皆さんと一緒に考えていければ幸いです。(渡辺俊哉)


講師:白石美雪 先生 略歴

白石美雪(しらいし・みゆき)

音楽学、音楽評論。専門は20世紀前衛音楽史および近現代の日本の作曲家研究。ジョン・ケージを出発点に20世紀の音楽を幅広く研究するとともに、批評活動を通じて、現代の創作や日本の音楽状況について考察してきた。近年は明治期から昭和期に至る日本の音楽評論の成立を研究している。朝日新聞で演奏会評を執筆。『レコード芸術』誌が休刊になるまで、現代曲の月評を担当した。横浜市文化財団主催「ジャスト・コンポーズト」シリーズの選定委員。武蔵野美術大学教授。単著に『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』(武蔵野美術大学出版局、第20回吉田秀和賞受賞)、『すべての音に祝福を』(アルテスパブリッシング)、『音楽評論の150年 福地桜痴から吉田秀和まで』(音楽之友社)、編著書に『音楽論』(武蔵野美術大学出版局)など。



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----- 受講に際してのお願い -----

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当日のイベントの様子は主催者が録画し、後日編集の上配信する予定です。ご参加の際、ご自身の顔などを映したく無い方は、カメラをオフにするなどしてください。

2. 今回はレクチャー形式になりますので、質問のある時以外は、設定を「ミュート」にして頂きますようお願いいたします。レクチャー後半に質疑応答の場を設けますのでその際に、ご発言頂けますようお願いいたします。

3. 会の運営にあたり一般的なマナーをお守り頂ける事を前提としております。暴言や他人を攻撃する行為等、会の運営を妨害していると考えた際には主催者により退室して頂くこともございますのでご了承ください。

庭園想楽

庭園想楽は、日本庭園の精神である不易流行の思想から着想した、未来につながる音楽を創造するために様々な事柄を学ぶための場です。 過去の音楽芸術の研究や、作品の制作、演奏実践等を通して今日の音楽の在り方について問い直していきたいと思います。 また「庭園想楽」に関わる人々が、それぞれの視点から音楽やその他の芸術に関わる美について考え、議論を通して新しい世界を生み出すことを目的としています。