メンバー紹介

渡辺俊哉(わたなべ としや)(代表)

作曲家。1974年東京生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学大学院修士課程作曲専攻修了。1999年度武満徹作曲賞第3位入賞(審査員:ルチアーノ・ベリオ)。第24回入野賞佳作(室内楽)。武生作曲賞2003入選。第14回芥川作曲賞ノミネート、「クロノイ・プロトイ第5回作品展〜弦楽四重奏の可能性」(渡辺俊哉プロデュース)において、第9回佐治敬三賞受賞(サントリー芸術財団)など。ミュージック・フロム・ジャパン(2012)、HIROSHIMA HAPPY NEW EAR XIV 次世代の作曲家たちIII (2013) など様々な団体や個人から委嘱を受けている。2013年にはタンブッコ・パーカッション・アンサンブルより、レジデンス・コンポーザーとしてメキシコへ招聘され、新曲が彼らによって初演された。2014年には、カナダの弦楽四重奏団、ボッツィーニ・クァルテット来日公演の実行委員の1人として第1日目のコンサート、「ケージ ー その先へ」をプロデュースした。現在、国立音楽大学准教授、東京藝術大学、明治学院大学各講師。

星谷丈生(ほしや たけお) 

作曲家。東京藝術大学作曲科及び、博士課程音楽領域研究科修了、博士号取得。多久潤一朗、多井智紀らとともに、室内アンサンブル「アンサンブル・ボワ」を結成し、2000年代には多くの新しい音楽を紹介した。主な活動として2005年アンサンブル・ノマド英国公演に参加、2007年サルヴァトーレ・マルティラーノ賞第1位、2010年武生国際音楽祭招待作曲家、2011年ロワイヨモンセミナー(フランス)参加、2013年テグ国際音楽祭招待作曲家、2014年カフェ・ブダペスト(ハンガリー)参加、2017年、日加現代音楽交流プロジェクト参加、2019年Ongaku Festival (Toronto)、2020年Music from Japan(NewYork) など。作曲家グループPath同人。2010年よりチェリストの多井智紀とともに企画団体「時の形プロジェクト」を開始し演奏家やCD製作等を行っている。またクラリネット奏者の菊地秀夫とともに、音楽ユニット「オフィスでく」を結成し活動している。現在、福井大学教育学部准教授。1979年生まれ。福井市在住。

尾池亜美(おいけ あみ)

東京藝術大学音楽学部附属高校、同大学を卒業後、渡欧。スイス・ローザンヌ高等音楽院、イギリス・王立北音楽院、オーストリア・グラーツ芸術大学にて研鑽を積む。

第11回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール優勝。第78回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)。第2回RNCMマンチェスター国際ヴァイオリンコンクール優勝、委嘱作品最優秀演奏賞。第12回カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール第2位。

国内外のオーケストラとの共演多数。現在ソリスト、Ensemble FOVE、Amity Quartet、紀尾井ホール室内管弦楽団のメンバー、東京藝術大学音楽学部講師として東京を拠点に活動中。

多井千洋(たい ちひろ)

大阪府大阪市出身、愛知県立芸術大学、東京藝術大学大学院、京都市交響楽団を経て、現在東京交響楽団ヴィオラフォアシュピューラとして在籍中。これまでにヴァイオリンを杉山笙子、故東儀幸に、ヴィオラを竹内晴夫、クロード・ルローン、百武由紀、川崎和憲の各氏に師事。第21回レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門1位、ACL青年作曲賞にて演奏作品が優勝の他、国内コンクール複数入賞。オーケストラのみならずソロや室内楽においてもバロックから新作初演をレパートリーとする。ネクスト・マッシュルーム・プロモーション、弦楽五重奏PASSION5、石田組等、舞台やレコーディングで幅広く活動している。

大迫知佳子(おおさこ ちかこ)

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学大学院研究院研究員、ブリュッセル自由大学客員研究員、日本学術振興会海外特別研究員(ブリュッセル自由大学)、日本学術振興会特別研究員PD(京都大学)、広島文化学園大学学芸学部准教授を経て、現在エリザベト音楽大学音楽学部准教授およびブリュッセル自由大学哲学社会科学部協力研究員。主たる専門は、19世紀ベルギーの音楽理論史・音楽文化史。趣味は読書、料理、お酒を飲みながら夫と他愛ない話をすること。

川口孟(かわぐち たかし)

福井大学教育地域科学部芸術・保健体育教育コースを卒業。作曲を星谷丈生、近藤譲の各氏に師事。第40回現音作曲新人賞入選。埼玉県の特別支援学校教諭。

石川征太郎(いしかわ せいたろう)

指揮者。東京藝術大学音楽学部指揮科、ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科、同大学院指揮卒業。藝大卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第2位。国内ではこれまでに仙台フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、神戸市室内合奏団、海外ではドイツ、スイス、ギリシャ、ルーマニア、韓国などのオーケストラと共演。2018年にはハンブルク州立歌劇場にてペーター・ルジツカの新作「ベンヤミン」の副指揮を務め世界初演の成功に貢献。ジャパン・アーツ所属。