(終了)<オンラインシンポジウム>オーケストラ公演のレパートリー、過去・現在・未来〜受け継がれてきたもの、変化していくもの〜

日時:2021年5月23日(日)19:00−21:10 

(前半)

講演1:演奏会の主役が交響曲になったのは?

    〜ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とベートーヴェン〜

    小石 かつら(音楽学者・関西学院大学文学部教授)


講演2:レパートリーの「革新」はどのように起こるのか?

   ~20世紀の日本・米国・ドイツのオーケストラ演奏会データの検証が示すもの~

    井上 登喜子(音楽学者・お茶の水女子大学准教授)


講演3:現代日本のオーケストラ  〜舞台上の視点から〜

    多井 千洋 (ヴィオラ奏者・東京交響楽団)


(後半)

パネルディスカッション

登壇者:井上 登喜子(音楽学者・お茶の水女子大学准教授)

    小石 かつら(音楽学者・関西学院大学文学部教授)

    石川 征太郎(指揮者・ジャパンアーツ所属)

    尾池 亜美(ヴァイオリニスト・東京芸術大学専任講師)

    多井 千洋(ヴィオラ奏者・東京交響楽団)

    渡辺 俊哉(作曲家・国立音楽大学准教授)


コーディネーター:星谷 丈生 (作曲家・福井大学准教授)



講演者プロフィール

井上 登喜子

東京生まれ。お茶の水女子大学でピアノ演奏学を、お茶の水女子大学大学院、ハーバード大学大学院で音楽学を学ぶ。博士(人文科学)。お茶の水女子大学助手、東邦音楽大学准教授を経て、現在、お茶の水女子大学准教授(音楽学)。専門は音楽文化史、とくに、近代以降の欧米と日本における演奏会や聴取文化についての歴史的・実証的研究に取り組んでいる。主著論文は“Western classical music in a non-Western culture: The repertoires of Japanese professional orchestras in the twentieth century”(Poetics)、「ベルリン・フィルのレパートリー形成における指揮者の役割:客演指揮者と地域的多様性」(『民族藝術』)、「戦前日本におけるオーケストラの曲目選択に関する実証研究」、「R.シューマンと「合唱協会」の活動」(『音楽学』)など多数。翻訳書に『「聴くこと」の革命:ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか』(アルテスパブリッシング。近藤譲氏との共訳)。


小石 かつら

京都生まれ。京都市立芸術大学大学院でピアノを、ライプツィヒ大学、ベルリン工科大学、大阪大学大学院で音楽学を学ぶ。博士(文学)。京都大学白眉センター助教を経て、現在、関西学院大学文学部教授(音楽学)。

専門は19世紀西洋音楽史。とりわけ、近代的なオーケストラ演奏会の成立と変遷の解明を課題として、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のプログラムを調査している。共訳書に『シャンドールピアノ教本』(春秋社)、『ギャンブラー・モーツァルト』(春秋社)。共著に『ドイツ文化史への招待』(大阪大学出版会)、『他者との邂逅は何をもたらすのか』(昭和堂)など。    


多井 千洋 

大阪府大阪市出身、愛知県立芸術大学、東京藝術大学大学院、京都市交響楽団を経て、現在東京交響楽団ヴィオラフォアシュピューラとして在籍中。これまでにヴァイオリンを杉山笙子、故東儀幸に、ヴィオラを竹内晴夫、クロード・ルローン、百武由紀、川崎和憲の各氏に師事。第21回レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門1位、ACL青年作曲賞にて演奏作品が優勝の他、国内コンクール複数入賞。オーケストラのみならずソロや室内楽においてもバロックから新作初演をレパートリーとする。ネクスト・マッシュルーム・プロモーション、弦楽五重奏PASSION5、石田組等、舞台やレコーディングで幅広く活動している。


参加費 2,000円 (学生1,000円)

※当日17:00以降のお申し込みは2,500円(学生1,500円)となりますので、お早めにお申し込みください。


▷一般(2,000円)

▷学生(1,000円)


参加方法

「今すぐ購入」ボタン(PayPal)より、開演一時間前までにお支払いください。


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Paypal以外のお支払いをご利用の方は、【銀行口座への振り込みをご希望の方へ】をお読み頂き、そちらに記載されている口座よりお支払いください。


<注意事項>

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普通預金  口座番号3637511

また、お振込み頂いた際にteiensogaku@gmail.comまでお知らせ下さい。こちらで振り込みの確認をさせて頂き、当日の1時間ほど前にお知らせ頂いたメールアドレスへzoomのアクセスリンクをお送り致します。以下の「受講に際してのお願い」を必ずお読みいただき、ご参加ください。


----- 受講に際してのお願い -----

1. 主催者はカメラをオンにして参加する予定ですが、それぞれご事情もあると思いますので、カメラをオンにするのが難しい方はオフでも構いません(音声だけ参加も可)。ただし、お名前は実名表記でお願いいたします。ペンネーム等での参加は認められせん。

当日のイベントの様子は主催者が録画し、後日編集の上配信する予定です。ご参加の際、ご自身の顔などを映したく無い方は、カメラをオフにするなどしてください。

2. 今回はレクチャー形式になりますので、質問のある時以外は、設定を「ミュート」にして頂きますようお願いいたします。レクチャー後半に質疑応答の場を設けますのでその際に、ご発言頂けますようお願いいたします。

3. 会の運営にあたり一般的なマナーをお守り頂ける事を前提としております。暴言や他人を攻撃する行為等、会の運営を妨害していると考えた際には主催者により退室して頂くこともございますのでご了承ください。

庭園想楽

庭園想楽は、日本庭園の精神である不易流行の思想から着想した、未来につながる音楽を創造するために様々な事柄を学ぶための場です。 過去の音楽芸術の研究や、作品の制作、演奏実践等を通して今日の音楽の在り方について問い直していきたいと思います。 また「庭園想楽」に関わる人々が、それぞれの視点から音楽やその他の芸術に関わる美について考え、議論を通して新しい世界を生み出すことを目的としています。